ドイツのアパート事情

ドイツの賃貸アパートは、一般的に家具無しが普通で、システムキッチンさえ付いていないアパートもあります。これはドイツ人の場合、自分の気に入ったキッチンを引っ越し先に持っていく人が多いためです。照明器具も普通は付いていませんので、自分で用意する必要があります。

 

但し、今まで日本人が入居していたところなら大抵台所が付いています。キッチンが付いている場合も、それは前の人の所有物で、買取の義務があるケースが多いです。つまり家具やキッチンは店子さ(アパートの借主)が自分で用意しなければなりません。

 

 

 

引越しをする前にまずは照明機器を用意する作業が一番最初に必要となる場合が多いです。そういう意味で家具付アパートが便利ですが、家具付アパートはその分家賃が高く設定されています。

 

長く住むことが分かっている場合、あるいは自分の気に入った家具を揃えたい場合は家具無しアパート、長く住む予定は無 く、家具等にわずらわされたくない場合は家具付アパートがお勧めです。

 

 

 

 

ドイツのロルちゃんによるドイツのアパート事情の説明です (147)

9:40のところまで(9:40以降は失業に関して)

 

 

 ドイツのロルちゃんによる、ドイツのKleingarten (067)

(庭のないアパートに住んでいる方のために市から用意されたレンタルのお庭です)

 

 

 

 

 

 

借りたアパートから出る際のレノビールング(壁塗り等の作業)

 

借りた部屋から引越しして出る時に、入った時の状態に戻す修繕作業をRenovierungといいます。

 

ある程度の期間住んで汚れた壁を新しく塗り替えたり、ドア、あるいはドアや窓の枠を塗り替えたり、絨毯のシャンプークリーニングあるいは交換、そして大掃除をする費用ですが、賃貸契約書の中に普通は書き表されています。

 

Renovierungは出て行く店子さんが行ない、新しい状態で次の店子さんが入るのが一般的ですが、中には出る時にRenovierungをしなくてもいい代わりに、入る時は前の人の汚れがそのままで、自分でRenovierungをする条件のところもたまにあります。

 

そういう条件の場合、前の人の汚れが気にならなければ、Renovierungをしないでそのまま生活し、出る時にもRenovierungを行わずにその費用を浮かすことも出来ます。

 

このRenovierungの費用を浮かせるために自分で壁塗りなどを行おうとする人もいますが、多少の知識と経験も必要ですので、よほど慣れた方でない限り2度手間となってしまうことがよくあります。

 

 

 

引越しの際の挨拶

ドイツ人は普通一般的には引越しの挨拶を特に行いませんが、日本人的な引越しの挨拶は決して悪いことではありません。ドイツ人の場合は引越ししてきた後に、廊下で偶然に会った時になどに、ついでに挨拶をします。

 

ですが日本的にお隣にはチョコレートの小箱などのちょっとしたものを持って挨拶しておけばお隣さんとのいい関係をスタートさせることができます。

 

 

 

 

ドアの自動ロック

 

ドイツではドアの自動ロックが一般的です。カギを家の中に忘れて外に出てドアを閉めてしまいますと、中に入れなくなってしまいます。

 

そのような時は緊急の鍵屋さんを呼ぶなど、ご近所のヘルプが必要になることもよくあるので、そういう時のことなども考えてご近所とは積極的に良いお付き合いすることをお勧めします。

 

自動ロックのドアが閉まってしまい、ロックアウトになった時に鍵屋さんを呼ぶと、平日の日中でも100以下、夜間や日曜祭日はもっと費用がかかってしまいますので要注意です

 

お隣さんがドロボーに入るということは普通まずあり得ないので、相手がそれを拒まなければ予備のカギをお隣さんに預かってもらうという方法があります。ご近所同士のお付き合いも深まり、いざという時には助かることにもなります。